HubSpot導入支援会社おすすめ10選と費用相場

HubSpot導入支援会社は「マーケティング強化型」「営業・CRM構築型」「全方位・内製化支援型」の3タイプに分かれ、自社の目的に合うタイプから選ぶのが基本です。 
本記事ではタイプ別のおすすめ10社を比較表で紹介します。
費用相場は初期構築30〜150万円程度+伴走支援が月額10〜50万円程度、導入期間の標準は2〜4ヶ月です。導入失敗の大半はツール設定ではなく、社内合意の不足、営業とマーケ連携の設計不足から起きるため、HubSpot導入支援会社選びでは構築費用の安さだけではなく、業務設計まで踏み込んだ提案や実装事例があるかを見てください。

この記事で分かること

  • HubSpot導入支援会社の役割:初期構築だけでなく、業務設計からデータ移行・運用定着までを伴走する認定パートナー
  • 支援会社が必要かどうかの判断基準:自社導入で足りるケースと、支援を入れるべきケースの違い
  • タイプ別おすすめ10社:マーケティング強化型・営業CRM構築型・全方位型の代表的な支援会社と、パートナーランクの見方
  • 費用相場の3区分:公式オンボーディング/初期構築30〜150万円程度/伴走支援 月額10〜50万円程度
  • 導入期間の目安:標準で2〜4ヶ月。フェーズ別のスケジュール感
  • 乗り換え・Excel脱却の注意点:既存SFA・MA・CRMからの移行、スプレッドシート管理からの移行で失敗しない進め方
  • よくある失敗の構造:失敗の大半はツール設定ではなく社内合意不足と営業×マーケ連携の設計の不足で起きる

「今のツールがどうも定着しない。HubSpotへの乗り換えを考えているが、支援会社はどう選べばいいのか」「Excelやスプレッドシートでの顧客管理が限界。HubSpotを見つけたが、自社だけで導入できるのか」——本記事は、そんな検討段階の方に向けて書いています。

HubSpotの導入支援会社は国内に数多くあります。本記事では、タイプ別のおすすめ10社の比較を軸に、費用相場・導入期間・乗り換えやExcel脱却の進め方など、依頼前に押さえておきたい情報をまとめました。会社選びの詳しい判断基準は、以下の記事で解説しています。

HubSpotコンサルとは?プロが失敗しない選び方と4タイプを紹介

本記事では、HubSpot認定パートナーとして導入支援を行う株式会社グロースパイロットが、支援会社選びの判断基準・費用相場・導入の進め方を解説します。筆者はマーケティングと営業の両方を実務で経験しており、その立場から「導入がうまくいく会社と失敗する会社の違い」も正直にお伝えします。

HubSpot導入支援会社とは

HubSpot導入支援会社とは、HubSpotの初期構築からビジネス成果が出る運用までを設計・伴走する専門会社(多くはHubSpot認定パートナー)のことです。

HubSpotは無料から始められる手軽さが特長ですが、営業・マーケティング・カスタマーサービスの業務にきちんと組み込むには、業務プロセスの整理・データ設計・社内への定着という「ツール設定の外側」の仕事が必要になります。導入支援会社は、この全体を支援します。

導入支援会社がやってくれること

支援内容は大きく「導入前の設計」「初期構築」「運用定着」の3フェーズに分かれます。

フェーズ主な支援内容
① 導入前の設計現状業務のヒアリング、課題整理、KPI設計、導入目的の言語化、プラン選定
② 初期構築初期設定、パイプライン・プロパティ設計、データ移行、外部ツール連携、フォーム・メールテンプレート作成
③ 運用定着操作トレーニング、入力ルールの整備、レポート構築、改善提案、内製化支援

どのフェーズまで支援するかは会社によって異なります。「②だけをスポットで依頼する」「①〜③を月額契約で伴走してもらう」など契約形態もさまざまです。

公式オンボーディングとの違い

HubSpot社の公式オンボーディングは「ツールの使い方の立ち上げ支援」、パートナーの導入支援は「業務設計込みの導入・定着支援」という違いがあります。

項目HubSpot公式オンボーディングパートナーの導入支援
主な内容機能の有効化・使い方のガイド業務設計・構築・データ移行・定着まで
進め方原則、自社が手を動かす(助言型)支援会社が構築を代行・伴走
期間約1〜3ヶ月のプログラム契約により数週間〜継続伴走
費用プラン・Hubにより異なる(後述)会社・範囲により異なる(後述)
向いている企業社内にツール導入経験者がいる業務整理から任せたい・定着に不安がある

HubSpotのいずれかのHubのProfessionalプランやEnterpriseプランを新規契約する場合、公式オンボーディングの購入が必要になりますが、認定パートナー経由でHubSpotを導入する場合はこれが免除されるケースがあります(契約条件により異なるため、検討時にご確認ください)。

HubSpot導入支援の必要性

すべての企業に導入支援が必要なわけではありません。分かれ目は「ツールの設定スキル」ではなく、「業務プロセスを自社で設計・合意できるか」です。

導入支援を検討する前に、まず自社がどちらのケースに当てはまるかを確認してください。

【自社導入で足りるケース】 
以下に当てはまるなら、支援会社に頼まず自社導入からのスタートで十分なケースが多いです。

  • 無料プランやStarterプランで、まず小さく試したい
  • 管理したい対象が「顧客リストと商談進捗」などシンプルで、部門をまたぐ連携がまだない
  • 社内にCRMやMAの導入・運用経験者がいる
  • 導入の目的・入力ルールについて、現場を含めた合意がすでにある

HubSpotは画面が直感的で、公式のナレッジベースも充実しています。この条件がそろっているなら、まず触ってみてから必要な部分だけスポットで支援を頼む方が、費用対効果は高くなります。
しかし、上記ケースでもProfessionalプラン以上の契約がある場合はHubSpot社公式オンボーディングプログラムか導入支援会社への支援サービスの発注が必須となります。

【支援会社に依頼すべきケース】 
以下のいずれかに当てはまる場合は、最初から支援を入れる方が運用に乗り始めるまでのスピードが上がり、構築の後戻りも少ないです。

  • 既存のSFA・MA・CRMからの乗り換えで、データ移行と業務の再設計が発生する
  • Excelやスプレッドシートでの管理から初めてツールに移行し、何をどう設計すべきか分からない
  • マーケティングと営業の部門間連携(リードの受け渡し、商談化の流れ)を導入と同時に整えたい
  • 過去にツール導入で「現場が使ってくれない」失敗をしたことがある
  • 社内にプロジェクトを推進できる人的余裕がない

とくに乗り換え組とExcel脱却組は、ツールを入れ替える/導入すること自体より、これまでの管理のクセ(属人化・二重入力・部門分断)を持ち込まないことが成否を分けます。ここは導入支援会社の設計力が効果を発揮する領域です。

顧客管理の仕組みづくり全般から考えたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

CRM導入の完全ガイド

HubSpot導入支援会社の比較

導入支援会社は得意領域によって大きく3タイプに分かれます。自社の目的に合うタイプから候補を絞るのが、失敗の少ない比較の第一歩です。

タイプ得意領域向いている企業
マーケティング強化型Marketing Hub、MA活用、コンテンツ・広告リード獲得・ナーチャリングを強化したい
営業・CRM構築型Sales Hub、営業プロセス設計、SFA移行商談管理・営業DXを進めたい
全方位・内製化支援型複数Hub横断、運用定着、内製化全社的に導入し、ゆくゆく自走したい

自社の主目的とタイプがずれていると、「作ってもらったのに使う場面がない」ということになりがちです。そのうえで、タイプ別の代表的な支援会社10社を紹介します。(掲載は順不同。パートナーランク等は2026年7月時点の各社公開情報に基づきます)

タイプ会社名特徴
マーケティング強化型株式会社100HubSpot日本上陸前の2012年から支援を行う老舗企業。最上位のEliteパートナー。AI・データ戦略を組み合わせた支援に強み
マーケティング強化型デジマール株式会社広告運用などデジタルマーケティング施策と一体でHubSpotを支援
マーケティング強化型リードプラス株式会社ライセンス選定から導入設計・運用代行まで一貫対応
営業・CRM構築型株式会社FLUEDBtoBマーケ・営業DX特化のDiamondパートナー。Salesforceなど既存CRMからの移行支援に強み
営業・CRM構築型株式会社H&KPlatinumパートナー。営業・マーケ横断の支援と高い契約継続率を公表
全方位・内製化支援型ナウビレッジ株式会社導入構築から運用定着まで伴走。支援実績400社を公表
全方位・内製化支援型株式会社JBNPlatinumパートナー。CMS・Webサイト構築を含めた支援に対応
全方位・内製化支援型株式会社アクシス導入後の定着化フェーズを重視し、月次のKPI検証・改善提案まで実施
全方位・内製化支援型株式会社クリエイティブホープ企業規模に応じた段階別の導入プランを公開。DXコンサルティングと一体の支援
マーケ×営業一気通貫型株式会社グロースパイロット代表がマーケと営業の両方を実務経験。既存ツールからの乗り換え・Excel脱却の移行設計、部門連携の設計が強み

株式会社グロースパイロット(当社)について

当社はマーケ×営業の一気通貫型のHubSpot認定パートナーです。
代表がマーケティングと営業の両方を実務経験しているため、リード獲得から商談・受注までを分断なく設計できることが強みです。

  • 主な支援対象企業:中小・中堅のIT・人材・コンサル・広告代理店を中心としたBtoB企業
  • 得意な支援:既存SFA・MA・CRMからの乗り換え設計、Excel・スプレッドシート管理からの脱却、マーケと営業の連携設計
  • スタンス:いきなり大掛かりに作り込まず、現場が使い切れる最小構成から始めて段階的に広げるスモールスタート型

どのタイプの会社に頼むべきか自体を相談したいという段階でも構いません。無料相談で自社導入で足りるかどうかからお答えします。

HubSpot無料相談_株式会社グロースパイロット

パートナーランク(ティア)の見方

HubSpotの導入支援会社には、資格を保有しHubSpot社の代わりに導入支援を行うことができる会社(ソリューションパートナー)が存在しています。
そのランクが以下になります。

表中のEliteやDiamondは、HubSpotが販売・支援実績の規模に基づいて認定するパートナーランクです(Elite>Diamond>Platinum>Goldの順)。
ランクは実績の裏付けとして信頼できる一方、上位ランクの会社は大規模案件が中心で、中小企業にはオーバースペックな提案・費用になる場合もあります。
ランクが高い=自社に最適ではなく、得意領域と実績の近さをあわせて見てください。
このほかの会社を探したい場合は、HubSpot公式のソリューションパートナー検索を利用することをおすすめします。

会社を比較する際の詳しい判断基準(実績の見方・定着支援のスタンス・営業とマーケ両面の設計力)は、別記事で解説しておりますので併せてご覧ください。

HubSpotコンサルとは?プロが失敗しない選び方と4タイプを紹介

HubSpot導入支援の費用相場

費用は「公式オンボーディング」「初期構築支援」「月額伴走支援」の3区分で考えます。パートナーの初期構築は30〜150万円程度、伴走支援は月額10〜50万円程度が相場です。

区分相場の目安内容
HubSpot公式オンボーディング公式サイトでは非公開(Hub・プランにより数十万円規模。要問い合わせ)Pro/Enterprise新規契約時に原則必要。使い方の立ち上げ支援
パートナーの初期構築支援30〜150万円程度(スポットの部分支援は30万円前後から、複数Hub・移行込みは200万円超も)要件定義・初期設定・データ移行・連携・トレーニング
パートナーの月額伴走支援月額10〜50万円程度運用改善・施策支援・レポート・内製化支援

※ HubSpotのライセンス費用(ソフトウェア利用料)が別途必要となります。プランごとの料金は以下の記事で解説しておりますのでご覧ください。

HubSpotの料金体系を完全解説

また、HubSpotの導入支援サービスでも、次の要素で金額は大きく変わります。

  1. 導入するHubの数と種類(Marketing Hubのみか、Sales Hub・Service Hubも含むか)
  2. データ移行の量と質(移行元の件数、重複や表記ゆれの多さ)
  3. 外部ツール連携・カスタマイズの範囲(基幹システム連携、API開発など)
  4. 支援範囲(構築のみか、定着・運用改善まで含むか)

費用を抑える3つの方法として以下の3つの方法があります。

  1. フェーズを分ける:最初から全部を作り込まず、成果に直結する範囲(例:商談管理だけ)から着手する
  2. 社内でやることを引き受ける:データの整理・クレンジングなど、社内で対応できる作業を切り分ける
  3. 相見積もりで「範囲」を比較する:金額だけでなく「どこまでやってくれるのか」を同じ条件で比べる

HubSpot導入の流れと期間

導入支援を受けた場合の標準的な期間は2〜4ヶ月です。フェーズごとの目安は次のとおりです。

ステップ内容期間の目安
① 要件定義・現状整理課題整理、KPI設計、業務フロー確認2〜4週間
② 初期設定・構築プロパティ・パイプライン設計、各種設定3〜6週間
③ データ移行・連携既存データのクレンジング・インポート、ツール連携2〜4週間
④ トレーニング・テスト運用操作研修、入力ルールの試験運用2〜4週間
⑤ 本稼働・定着支援利用状況モニタリング、改善1〜3ヶ月〜

弊社でご支援したクライアント企業様で構築期間が延び、追加料金となってしまう典型パターンも併せてご紹介しておきます。主に以下の3点になります。

  • ①の要件定義や現状整理が上層部のみの意思決定で現場が理解していない/実態に即してない状態で構築から始めたケースです。後から「そもそも何のために入れるのか」の議論が再燃し、手戻りしてしまいます。
  • 移行対象の元データが綺麗でないケースです。重複・表記ゆれの整理に想定以上の時間がかかります。特にExcelやスプレッドシートからの移行でよくあるケースとなります。
  • 作り込みすぎるというケースです。最初から複雑なワークフローや承認フローを組み、テスト運用で現場が挫折することがあります。

初期構築期間を短くする最大のコツは、「初期構築でやらないこと」を最初に決めることです。

HubSpot移行・乗り換えの注意点

移行の成否は「データを運ぶ技術」ではなく、移行を機に業務を再設計できるかで決まります。

今回特にお伝えしたいのが、既存ツールからの乗り換えと、Excel・スプレッドシートからの移行です。当社への相談で最も多い2つのパターンですが、世の中の導入支援の解説ではほとんど扱われていません。

既存SFA・MA・CRMからの乗り換え

乗り換えを成功させる手順の核心は、現行ツールへの不満を「今すぐ解決すべきこと」と「中長期で解決すべきこと」に仕分けることです。

乗り換えを検討する企業は、現行ツールへの不満をたくさん抱えています。それをすべて初期構築の要件に詰め込むと、構築が複雑化・長期化し、「作り込みすぎて運用に載らない」という失敗パターンに直行します。

仕分け対応
今すぐ解決すべきこと商談状況が見えない、入力が二度手間、リードの放置初期構築の要件に入れる
中長期で解決すべきことスコアリングの精緻化、複雑な自動化、部門横断レポート運用が定着してから段階的に追加

このほか、乗り換えで確認すべきポイントは次の3つです。

  1. 前のツールが定着しなかった原因を先に分析する:原因が「ツールの機能」ではなく「入力ルールの不在」や「現場合意の不足」なら、ツールを替えても同じことが起きます
  2. データ移行はクレンジングとセットで:汚れたデータをそのまま運ぶと、新しい環境でも信頼されないデータベースになります
  3. 並行運用期間を短く区切る:新旧ツールの併用が長引くと入力が分散し、どちらも中途半端になります

また、MAツール単体から乗り換える場合は特に注意が必要です。
実際にあったケースとして、MA単体で運用していた企業がHubSpotに移行したものの、営業部門と連携する意味やメリットが社内で理解されないまま進んだ結果、HubSpotがマーケ部門だけの部分最適ツールになってしまったことがあります。
HubSpotの価値はマーケと営業をつなぐことにあるため、移行時には営業側の巻き込みを設計に含めてください。HubSpotのMA機能と他ツールの違いは以下の記事で解説しております。

HubSpotのMA機能とは

Excel・スプレッドシートからの移行

Excel・スプレッドシートからHubSpotに移行する場合に支援会社に頼むべきことは、データの引っ越しではなく、管理項目の再設計です。
スプレッドシート管理から移行する場合、いまのシートをそのままHubSpotに再現しようとしてはいけません。
属人的に増改築されたシートには、使われていない列・人によって意味が違う列が必ず含まれているからです。

支援会社への依頼内容は、次のように具体化できます。

  1. 現状の棚卸し:いまのシートで実際に使っている項目・誰も見ていない項目の仕分け
  2. データ構造の設計:会社・担当者・商談を分けて管理するHubSpotの構造(オブジェクト設計)への変換
  3. インポートとルール整備:初期データの取り込みと、今後の入力ルール・権限の設計
  4. 最小構成での立ち上げ:まず「顧客と商談が一覧で見える」状態を作り、成功体験をつくってから広げる

スプレッドシート管理の限界と移行後の変化は、以下の記事で具体的に紹介しております。

SaaS企業の事例「スプレッドシート管理の限界を迎えた企業がHubSpotを導入し、マーケと営業の連携が立ち上がった話

また、CRMツールの基礎から確認したい方は以下の記事をご覧ください。

「CRMツールとは」

HubSpot導入の失敗事例と対策

導入失敗の大半は、ツールの設定ミスではなく社内合意の不足と営業×マーケ連携の設計不足から起きます。
当社が実際に相談を受けた中で繰り返し見てきた、代表的な3つの失敗パターンを紹介します。

上層部だけで決めて、現場が入力しない

経営層や一部の管理職だけで導入を決定し、現場への説明と合意形成がないままスタートしたケースです。現場から見れば「ある日突然、入力作業が増えた」だけなので、データが入らず、入らないから活用もできず、「使えないツール」の烙印を押されます。

対策:導入の目的とメリット(現場にとっての)を、要件定義の段階から現場キーマンを巻き込んで共有する。「入力の手間がこれだけ減る」「報告資料がいらなくなる」など、現場側の得を具体的に示すことが重要です。

複雑に作り込みすぎて、運用に載らない

「せっかく入れるなら」と、初期構築で大量のカスタムプロパティ・複雑なワークフロー・厳密な承認フローを組み込んでしまうケースです。理想の完成形を最初に作ると、現場の習熟が追いつかず、結局使われない機能の山になります。

対策:初期構築は「現場が使い切れる最小構成」に絞り、運用が定着した後に段階的に拡張する。前述の「今すぐ/中長期」の仕分けが、そのまま作り込みすぎの防波堤になります。

HubSpotが「マーケ部門や営業部門のみの部分最適」で止まる

マーケ主導で導入が進み、リード獲得やメール配信には活用されているものの、営業部門が商談情報を入力しない・そもそも巻き込まれていないケースです。マーケと営業をつなげるというHubSpot最大の価値が発揮されず、「高機能なMAツール」止まりになります。

対策:導入プロジェクトの初期段階から営業部門の責任者を意思決定に入れ、「マーケから営業へリードをどう渡すか」「営業は何を入力し、何を見るか」を設計に含める。支援会社を選ぶ段階で、営業側の設計経験がある会社かを確認してください。

失敗を防ぐために支援会社に確認すべきこと

商談時に次の3つを質問すれば、その会社が失敗の構造を理解しているかが分かります。

  1. 現場への定着で苦労した事例と、そのとき何をしたかを教えてください
  2. 初期構築の範囲を、どういう基準で絞りますか
  3. マーケと営業のリードの受け渡しは、どう設計しますか

よくある質問(FAQ)

支援会社に頼まず、自社だけで導入できますか?

条件付きで可能です。 無料〜Starterプランで小さく始める場合や、社内にCRM導入経験者がいる場合は自社導入で十分です。一方、既存ツールからの乗り換え・部門間連携の設計・過去に定着失敗の経験がある場合は、最初から支援を入れる方が結果的に低コストです。

導入支援の費用はいくらから頼めますか?

部分的なスポット支援なら30万円前後から、標準的な初期構築は30〜150万円程度が相場です。 継続的な伴走支援は月額10〜50万円程度です。導入するHubの数・データ移行量・支援範囲で変動します。

導入にはどれくらいの期間がかかりますか?

標準で2〜4ヶ月です。 要件定義に2〜4週間、構築に3〜6週間、データ移行・トレーニングを経て本稼働という流れです。要件定義を省略すると、かえって手戻りで長期化します。

すでにHubSpotを導入済みですが、途中から依頼できますか?

可能です。 「導入したが活用できていない」「マーケしか使っていない」という状態からの立て直し支援は、多くの支援会社が対応しています。当社でも再構築の支援をお受けしております。

公式オンボーディングとパートナー支援はどちらを選ぶべきですか?

業務設計やデータ移行まで任せたいならパートナー支援です。 公式オンボーディングは自社が手を動かす前提の助言型プログラムです。なお、認定パートナー経由の導入では公式オンボーディングが免除される場合があります。

従業員数十名の中小企業でも依頼していいのでしょうか?

むしろ中小企業こそ支援の費用対効果が出やすい規模です。 専任のシステム担当を置けない中小企業では、導入プロジェクトの推進役を外部に持つ意味が大きいためです。中小企業の支援実績が多い会社を選べば、身の丈に合った最小構成を提案してもらえます。

パートナーランクが高い会社を選べば安心ですか?

ランクは実績規模の証明にはなりますが、自社との相性は保証しません。 上位ランクは大規模案件中心の場合もあります。ランクは参考程度にとどめ、得意領域・自社に近い実績・定着支援のスタンスで選んでください。

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

  • 導入支援会社は「設計・構築・定着」の3フェーズを支援するパートナー。公式オンボーディングとは役割が違う
  • 支援が必要かどうかは「業務プロセスを自社で設計・合意できるか」で判断する
  • 会社選びは、自社の目的に合うタイプから絞る。とくに「営業とマーケの両方を設計できるか」は失敗を防ぐ最重要ポイント
  • 費用相場は初期構築30〜150万円程度+伴走月額10〜50万円程度。「今すぐ/中長期」の仕分けで初期費用は圧縮できる
  • 失敗の大半はツールではなく、社内合意の不在・作り込みすぎ・営業の巻き込み不足から起きる

株式会社グロースパイロットは、マーケティングと営業の両方の現場を知る立場から、HubSpotの導入・乗り換え・Excel脱却を一気通貫で支援しています。「まだ導入を決めきれていない」「自社導入で足りるか知りたい」という段階のご相談も歓迎です。

HubSpot導入支援サービスの詳細・無料相談はこちら

中山勇太郎

中山勇太郎

代表取締役

HubSpot認定パートナー企業のグロースパイロットの代表として、BtoBマーケティング×営業プロセスの全体設計を専門とする。
人材・コンサル・広告を中心としたBtoB企業で営業およびマーケティングの実務を7年、HubSpotの新規導入や活用支援をこれまで6年間で50社/100プロジェクト以上支援。