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HubSpotの無料版でできることは?機能やメリット、注意点について解説

HubSpot

「HubSpotの無料版でできることって何?」

「有料版じゃないから、スペックが低い?」

HubSpotの導入において、無料版と有料版、どちらにすべきか悩んでいる企業も多いかもしれません。

結論からいうと、HubSpotは無料版でも顧客管理やランディングページ作成など、様々な機能が利用できます。

本記事では、マーケティングに関する機能やセールスに関する機能など、導入を考える場面を想定し、ジャンル分けしながら解説しています。

「いきなり有料版を購入して損をした!」といった失敗を防ぐためにも、ぜひ最後までご覧ください。

HubSpotとは

HubSpotは、企業の営業活動やマーケティング活動をサポートするCRMツールです。

顧客管理、メール配信、ウェブサイト作成など、ビジネスに必要な機能をまとめて提供しています。無料プランが充実していて、小規模企業でも始めやすい点が特徴です。

例えば、顧客の連絡先情報を管理したり、商談の進捗状況を記録したりする基本機能は無料で使えます。

また、メールの開封率やウェブサイトへのアクセス状況も確認できるため、マーケティング効果を測定しやすいのが特長です。

HubSpotは2006年にアメリカで設立され、現在は世界中の120,000社以上の企業で利用されています。日本でも多くの企業が導入しており、無料プランから始めて、事業の成長に合わせて機能を追加していくことができます。

HubSpotの無料版でできること

HubSpotの無料版では、顧客管理やメール配信、ウェブフォーム作成など、ビジネスの基本的な機能を利用できます。

使うタイミングがわかりやすいよう、次のようにジャンル分けしました。

  • マーケティングに関する機能
  • セールスに関する機能
  • 顧客管理・分析に関する機能
  • カスタマーサービスに関する機能

それぞれの機能について、詳しく解説します。

マーケティングに関する機能

HubSpotの無料版では、広告管理やリード管理などマーケティング活動の基本となる機能を活用できます。注目すべき機能は、次のようなものです。

  • 広告管理
  • リード管理
  • Eメール機能
  • ランディングページ作成

それぞれ詳しく解説していきます。

広告管理

HubSpotの無料版では、Google広告やSNS広告の基本的な管理機能を利用できます。

マーケティング活動をより効率よくおこなうために、広告キャンペーンの成果を顧客データと紐付けて分析しましょう。例えば、次のような追跡機能は無料で利用できるため、ぜひ活用してください。

  • 広告の表示回数
  • クリック数
  • コンバージョン数

広告をクリックしたユーザーの行動を追跡することで、どの広告がセールスの成約につながったのかを確認できます。

リード管理

HubSpotの無料版では「リード情報の一元管理」や「営業プロセスの自動化」など、リードを効率的に管理するための機能が提供されています。

問い合わせフォームから収集した顧客情報は、自動でデータベースに保存されます。独立したデータ構造は、ExcelやGoogleスプレッドシートには見られない特徴です。データベースがそれぞれ独立しているため、会社情報や役職などの基本情報を個別で紐づけられます。

また、顧客との接触履歴を時系列で記録できる点はとても便利です。メールのやり取り、電話の内容、商談の進捗状況など、チームメンバー間で最新の状況を共有できます。これにより、リードに対するアクションの確認漏れを防げ、効率的なリード育成がおこなえます。

Eメール機能

HubSpotでは、毎月2,000通までであれば無料でメールを配信できます。コンタクトには最大で100万件の登録が可能です。ただし、無料版はメールの本文にHubSpotのロゴが記載されるため、注意してください。

メールの基本機能として、送信先リストの作成や配信スケジュールが設定できます。顧客データベースの情報を活用して、会社名や担当者名などの情報を自動で差し込むこともできるため、配信時に1to1アプローチをすることも可能です。

また、配信したメールの効果測定機能も充実している点も重要です。開封率やクリック率などの基本的な指標に加え、どの受信者がメールを開封したのか、どのリンクがクリックされたのかまで詳細に確認できます。

ランディングページ作成

HubSpotは無料版であっても、誰でも簡単にランディングページの作成が可能です。使いやすさに特化した、次のような特徴があります。

  • ドラッグ&ドロップ方式で簡単に作成できる
  • 画像やテキスト、フォームなどの要素を自由にレイアウト
  • モバイル対応テンプレートの提供

最大の特徴は、ノーコードでランディングページを作成できる手軽さです。画像やテキストなど必要な要素をドラッグ&ドロップすることで、自在にランディングページを操作できます。プログラミングやデザインなど専門スキルが不要なため、誰でも簡単にランディングページを作成できます。

また、HubSpotがCRMと連携できる強みを活かして、マーケティング活動を向上させましょう。ランディングページで獲得した見込み客の情報は、自動的に顧客データベースに統合され、一元管理が可能です。

さらに、詳細なアクセス解析をすることによって、コンバージョン率の改善につながる深い洞察を得ることが期待されます。

複数のツールを使い分ける従来の方法と異なり、HubSpotなら一つのプラットフォームでマーケティング施策全体を把握・最適化することが可能です。これにより、業務効率が大幅に向上し、より戦略的なマーケティング活動に注力できます。

セールスに関する機能

HubSpotの無料版ではセールス活動に便利な、取引管理や見積作成書、営業資料の管理などの機能を活用できます。注目すべき機能は、次のようなものです。

  • 取引管理
  • 見積書作成
  • 共有受信トレイ
  • 営業資料の管理
  • GmailやOutlookと連携
  • ミーティングのスケジュール設定

それぞれ詳しく解説していきます。

取引管理

HubSpotの無料版では、取引の進捗状況を視覚的に管理できます。営業ステップの全体を見直すことで、優先度の高いリードを見極められ、商談の成約率向上が期待できるでしょう。

取引管理の具体的な機能として、次のような項目が記録できます。

  • 案件ごとの見積金額
  • 商談開始日
  • 予定成約日

また、商談の進捗状況に応じて、次のアクションを自動リマインドする機能もおすすめです。

例えば、提案書の提出期限や見積書の有効期限が近づくと、担当者に通知が届きます。確認漏れやミスを防げるため、適切なタイミングで商談につながるアクションを起こせます。

見積書作成

HubSpotでは、基本的な見積書を無料で作成できます。

顧客情報を一元管理できるHubSpotを利用することで、コンタクト情報や製品情報など、紐付けられた情報を自動的に取り込むことが可能です。リードからの見積依頼にすぐ対応することで、商談の成約率向上が期待できるでしょう。

さらに、見積書から受注した場合は、その情報を取引管理システムに自動で反映できます。これにより、見積から受注までの一連の流れをシームレスに管理できます。ただし、請求書の発行や入金管理などの経理機能は無料版で利用できないため、注意が必要です。

共有受信トレイ

HubSpotの無料版では、チームメンバー全員で顧客とのやり取りを共有できる「共有受信トレイ」機能を利用できます。ウェブチャットやFacebook Messenger、チーム共有メールなど様々な顧客対応チャネルを一元管理することで、効率を上げるだけでなく、顧客満足度の向上も期待できるでしょう。

受信トレイの特長は、以下の通りです。

  • 部門を越えた情報共有
  • 返信履歴の記録と追跡
  • メッセージごとの担当者割り当て機能
  • メッセージの対応状況の可視化
  • フォローアップが必要なメッセージの特定

受信したメールは自動で適切な担当者に割り当てることができ、未対応のメールがないよう管理できます。また、対応状況を「未着手」「対応中」「完了」などのステータスで管理できるため、チーム全体での進捗状況が把握しやすくなります。

履歴管理が充実しているのも、注目すべきポイントです。誰がいつ対応したのか、どのような返信をしたのかなど、すべての履歴を確認できます。複雑な案件でも、確認漏れやミスを防ぐことができ、チームで協力して対応できます。

GmailやOutlookと連携

HubSpotの無料版では、GmailとOutlookのビジネス版アカウントとの連携が可能です。連携には専用の拡張機能をインストールするだけで、普段使用しているメールボックスからHubSpotの機能を利用できます。

大きなメリットとしては、Gmaiでやり取りをしている顧客のデータをデータベース上に紐付け、一元管理できることが挙げられます。これにより、担当者が不在の場合でも、顧客とのやり取りを把握できるため、効率よく業務を進められるでしょう。

また、メールを開いた状態のまま、取引先の「過去の対応履歴」や「商談の進捗状況」を確認できる点も大きなメリットです。各ツールを行き来する手前を減らせるため、業務効率の向上が期待できます。

営業資料の管理

HubSpotの無料版では、営業活動で使用する資料を一元管理できます。

例えば、提案書や製品カタログ、価格表などの営業資料をクラウド上で保存し、チームメンバーで共有できます。保存できるファイル形式はPDF、Word、Excel、PowerPointなど一般的なビジネス文書に対応可能です。

また、資料の活用状況が確認できる点も、注目すべきポイントです。顧客に送付した資料がいつ開封されたのか、どのページを閲覧したのかなどの追跡が可能です。例えば、見積書と一緒に送付した製品カタログの閲覧状況から、顧客の関心度を把握できます。より顧客のニーズに合った提案が可能になるでしょう。

ミーティングのスケジュール設定

HubSpotの無料版では、ミーティングのスケジュール調整を自動化できます。営業担当者は自分の予定を公開し、顧客が都合の良い時間を選びます。この機能により、メールでの日程調整にかかる時間を大幅に削減できる点は、注目すべきポイントです。

ミーティングスケジュール機能では、複数の予約タイプを設定できます。例えば、商品デモンストレーション用に60分、初回相談用に30分など、目的に応じた予約枠を用意できます。また、予約可能な時間帯や、予約間の間隔も細かく設定可能です。

予約が確定すると、主催者と参加者の両方にカレンダー招待が自動で送信されます。ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議ツールとも連携でき、予約確定時にミーティングURLが自動生成されるのは便利な機能です。予約の前日には参加者に確認メールが自動送信されるため、ミーティングの出席率向上にも役立ちます。

顧客管理・分析に関する機能

HubSpotは無料版であっても、顧客管理や分析に対して様々なツールを有効利用できます。注目すべき機能は、次のようなものです。

  • レポート作成
  • リストのセグメンテーション
  • Webサイトのアクティビティ追跡

それぞれ詳しく解説していきます。

レポート作成

HubSpotの無料版では、営業活動やマーケティング活動の成果を分析する、基本的なレポートを作成できます。ダッシュボード機能を使用して、重要な指標をまとめて表示することも可能です。

レポート作成では、次のような指標を選択できます。

  • 商談の進捗状況
  • 売上予測
  • リード獲得数

グラフや表を使って視覚的に分かりやすく表現でき、日次、週次、月次など期間も自由に設定できるのは便利なポイントです。レポートは自動更新されるため、常に最新のデータを確認できます。

ただし、無料版では作成できるレポートの数に制限があり、カスタムレポートの作成機能は利用できません。基本的な分析に必要な標準レポートのみが提供されます。

リストのセグメンテーション

HubSpotの無料版では、顧客リストを様々な条件でセグメント分けできます。以下のような複数の条件を組み合わせて、目的に応じた顧客グループを作成できます。

  • 企業規模
  • 業種
  • 取引状況
  • 最終接触日

リストの種類として「静的リスト」と「動的リスト」の2種類が作成可能です。

「静的リスト」は、一度条件に該当した顧客を固定的にグループ化するため、セミナーの参加者など今後変わることのないリストの管理に適しています。一方で「動的リスト」は、設定した条件に合致する顧客を自動で追加・除外できます。商談進行中の顧客の管理に活用すると良いでしょう。

ほかにも「過去3ヶ月以内に商品ページを閲覧し、問い合わせフォームに記入したが、商談が進んでいない顧客」といった、細かな条件設定が可能な点も重要です。

Webサイトのアクティビティ追跡

HubSpotの無料版であっても、ウェブサイト訪問者の行動を詳細に追跡できます。トラッキングコードをサイトに設置するだけで、以下のようなアクセス解析データの取得が可能です。

  • ページビュー数
  • 滞在時間
  • 閲覧ページの遷移

訪問者の行動分析では、どのページから入ってきて、どのページを経由して離脱したのかという流れを把握できます。

とくに、資料ダウンロードページや問い合わせフォームなどの閲覧状況は、顧客の検討度合いを判断する上で重要です。適切なタイミングで提案できるよう、しっかりと分析する必要があります。

カスタマーサクセスに関する機能

HubSpotは営業部門やマーケティング部門向けのCRMツールと思われがちですが、カスタマーサクセスの向上にも有効です。

  • スニペット
  • チケット管理
  • Webチャット・チャットボット

上記のような機能によって、業務効率の改善だけでなく、顧客満足度の向上も期待できます。それぞれ詳しく解説します。

スニペット

HubSpotの無料版ではスニペット機能を使って、定型文を効率的に管理できます。スニペットとは、頻繁に使用する文章やメッセージをテンプレート化した機能のことです。

例えば、次のような用途で活用できます。

  • 製品の仕様説明
  • 料金プランの説明
  • お礼の定型文

スニペットには変数を設定でき、顧客名や商品名などを自動で差し込むことも可能です。

また、チーム全体でスニペットを共有できるため、回答品質の標準化にも役立ちます。カテゴリーごとにスニペットを整理でき、必要な時にすぐに探し出せます。「どの返信文が多く使われているか」といった分析ができる点も、カスタマーサクセスにおいては重要です。

ただし、無料版では作成できるスニペットの数に制限があるため、注意しましょう。

チケット管理

HubSpotの無料版では、既存顧客からの問い合わせを「チケット」として管理することが可能です。

メールやフォーム、チャットなど様々な経路を通して、既存顧客からのアクションが発生すると、自動で「チケット」が作成されるため、顧客への対応状況を追跡できるようになっています。

したがって、チームでの顧客対応が効率的におこなえるだけでなく、確認漏れや重複対応を避けることができ、顧客満足度を向上させられます。

チケットを担当者に割り当てることで、対応状況を「新規」「対応中」「保留」「完了」などのステータスの管理が可能です。担当者の作業量を可視化することで、チーム全体での業務を均一にできるでしょう。

Webチャット・チャットボット

HubSpotの無料版では、ウェブサイトに「チャットウィジェット」を設置できます。訪問者とリアルタイムでコミュニケーションを取れるほか、基本的なチャットボット機能も利用できます。

例えば、営業時間内は担当者がリアルタイムで対応し、営業時間外は自動返信メッセージで問い合わせフォームへの誘導するといった使い分けも可能です。

チャットボットでは、よくある質問への自動応答を設定できるため、次のような定型的な問い合わせで役立ちます。

  • 営業時間の確認
  • 価格プランの確認
  • 資料請求

また、質問の内容に応じて、適切な担当者に引き継ぐことができる仕組みも、大きなメリットと言えるでしょう。対応履歴は顧客データベースと連携され、チャットでの会話内容は自動で保存されます。

次回の対応時に、顧客との過去のやり取りを参照できるため、何度も同じ会話をする必要はありません。

HubSpotの無料版と有料版の違い

HubSpotの無料版は、基本的な機能が利用可能です。一方で、有料版にすると「無料版の制限」が解除され、より高度な機能を使えるようになります。

無料版では、以下のような制限があります。

  • メール配信は月2,000通まで
  • フォーム作成は標準テンプレートのみ
  • レポート作成は基本的な分析のみ
  • チャット対応は1オペレーターまで
  • ファイル保存容量に制限あり

一方、有料版では以下のような機能が追加されます。

  • メールマーケティングの自動化
  • ランディングページのA/Bテスト
  • カスタムレポートの作成
  • 複数チームでのチャット対応
  • API連携の拡張

無料版は、HubSpotの「お試し版」だと捉えても良いかもしれません。営業活動やマーケティング活動に基本的なツールを使えることに変わりはありませんが、それぞれの機能に「制限」が設けられています。

有料版にアップグレードすることで、制限されている機能が解放され、無料版以上にできることの範囲が広がります。

Hubごとに有料版にアップグレードできる

HubSpotでは、Hubを個別に有料版へアップグレードできます。そもそも、HubSpotは次の「6つのHub」から構成されています。

  • Content Hub
  • Marketing Hub
  • Sales Hub
  • Service Hub
  • Operations Hub
  • Commerce Hub

ただし、Hub単体での購入はできません。HubSpotを使っている以上、すべてのHubを使用していることになります。したがって、ユーザー側は「どのHubを使っているか」など違いが明確にわかりません。各Hubの使い分けを把握する必要はなく、Hub = 機能として捉えても良いでしょう。

しかし、必要な機能があるHubだけを有料版にアップグレードすることは可能です。自社に必要な機能を見極め、該当するHubだけを有料版へアップグレードすることで、コストを抑えながらも、さらなる業務効率の向上が期待できます。

例えば、マーケティングに注力したい企業は、Marketing Hubをアップグレードすることをおすすめします。なぜなら、メール配信数の制限が解除され、ワークフローが自動化し、より詳細なマーケティング分析レポートも作成できるからです。

一方で、本来なら必要でないHubをアップグレードしてしまうと、オーバースペック状態になりかねません。

それぞれのHubをアップグレードするには、長年の知識や経験をもとに判断する必要があります。HubSpotの認定パートナーである弊社は、それぞれのHubのメリット・デメリットを熟知しています。

「企業の悩みを解決するためには、どのHubをアップグレードすべきか」など具体的な提案が可能です。有料版をご検討中の方はぜひ一度、ご相談ください。

HubSpot無料版の注意点

HubSpotの無料版は充実した機能を備えていますが、いくつかの制限があるため、注意が必要です。制限には、次のようなものがあります。

  • メール配信は月2,000通
  • メールにHuBSpotのロゴ付き
  • 保存できるファイルの容量
  • 登録できるコンタクトは最大100万件

例えば、メール配信数に制限があるため、大規模なメールマーケティングには向いていません。一度この上限に達すると、翌月までメールを送信できなくなります。

また、無料版の場合、メールに「 HubSpotのロゴマーク」が記載されている点にも注意が必要です。自社ブランドのイメージに統一したい場合は、ロゴマークのない有料版へのアップグレードを検討しましょう。

HubSpot無料版が向いている会社

HubSpotの無料版は、顧客管理やマーケティングツールの導入を検討している中小企業やスタートアップ企業に適しています。

初期投資を抑えたい、使いながら機能を理解したい場合は、まずは無料版から導入してみるのもおすすめです。

初期投資を抑えたい

HubSpotの無料版は、ITシステムへの投資予算が限られている企業でも、必要な機能から段階的に導入できます。初期費用なしで顧客管理やメール配信、ウェブフォーム作成など、基本的なビジネスツールの利用が可能です。

例えば、顧客データの管理をExcelやスプレッドシートから移行する際も、CSVファイルでのインポートが可能なため、追加の費用をかけずにシステム化できます。

実際の活用例として、以下のような段階的な導入が可能です。

  • まずは顧客リストの管理とメール配信から始める
  • 次にウェブフォームを設置して問い合わせの自動管理を開始
  • チャット機能を追加して顧客対応を強化
  • 商談管理やレポート機能で営業活動を効率化

このように、事業の成長に合わせて必要な機能を追加していけるため、初期の投資リスクを抑えながら、効果的なツール導入が可能です。

また、無料版の利用を通じて、将来的に必要となる機能も明確になります。

使いながら機能を理解したい

HubSpotの無料版は、実際のビジネスデータを使って機能を試せる学習環境として最適です。操作方法を学びながら、自社の業務に合わせた活用方法を検討できます。

日本語のインターフェースと充実したヘルプ機能により、ITに詳しくない担当者でも安心して使い始められます。

具体的な学習ステップとして、以下のような段階的なアプローチが効果的です。

  • まず顧客データベースの基本操作を習得
  • メール配信やフォーム作成など、単機能での活用を開始
  • 商談管理やタスク管理など、チームでの利用方法を学習
  • レポート機能を使って、データ分析の手法を理解

例えば、社内メンバー向けにテストメールを配信したり、サンプルの問い合わせフォームを作成したりして、実際の運用イメージを把握できます。

まずは無料版を使ってみることで、HubSpotの基本的な機能が理解できます。試行錯誤していくうちに、自社に必要な機能が明確化するでしょう。

「この機能はあまり使わなかった」や「この機能だけもっと使いこなしたい」など現状とニーズが明確になったタイミングで、HubSpot有料版の導入を検討することがおすすめです。

まとめ

HubSpotの無料版でできることを解説しました。HubSpotはマーケティングやセールスだけでなく、カスタマーサービスの業務効率向上を期待できます。

顧客情報を一元管理することで、社内での情報共有が円滑となり、確認漏れやミスを減らせるでしょう。

まずは、無料版を試してみて「どれくらい業務効率が上がったか」を検証してみると良いかもしれません。使っていくうちに、自社の目標達成に必要な機能が浮かび上がってくるため、有料版へのアップグレードを検討しやすくなるでしょう。