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【HubSpot】コンタクトとは?基礎情報やメリット、最大限に活用するポイントを解説
HubSpot
「HubSpotのコンタクト機能、使い方がよくわからない…」
「コンタクトって何?マーケティングコンタクトとの違いは?」
結論、HubSpotのコンタクト機能は「業務効率の改善だけでなく、顧客の潜在ニーズを把握できる」顧客管理ツールです。
HubSpotのコンタクト機能を、ただの顧客名簿として考えてしまうと、そのメリットを最大限に活用できません。
本記事ではHubSpotのコンタクト機能のメリットや、効果を最大化させるポイント、コンタクトの登録方法などを解説します。
HubSpotのコンタクト機能を上手に活用し、業務効率の改善だけでなく、顧客の潜在ニーズを把握した営業活動を実現させましょう。
HubSpot コンタクトとは?
HubSpotのコンタクトとは「顧客情報」のことです。ただし、単なる顧客管理ツールではありません。
既存の顧客はもちろん、見込み客、パートナー、社員など、自社と関わる「すべての個人の情報」をまとめて保管できるのが特徴です。
HubSpotのコンタクトは、顧客情報を入れる「箱」のようなものだと考えてください。この箱には、名前や連絡先といった基本情報を加えるだけでなく、顧客との取り引きを「進行中」や「見込みなし」のように可視化させることも可能です。
ほかにも「Webサイトを見た履歴」など、様々な情報(プロパティ)も詰め込むことができます。顧客管理だけでなく、顧客理解を深めるための土台として機能するでしょう。
顧客情報を自動で管理できる点は、業務効率を上げるうえで重要なポイントです。
例えば、Aさんが資料をダウンロードした場合、Excelやスプレッドシートでは、手動で情報を入力する必要があります。
しかし、HubSpotなら自動的にAさんの情報が記録され、フォローアップメールも自動で送信することが可能です。
Excelやスプレッドシートで顧客管理をすると、次のような問題が起こるかもしれません。
- 「顧客リスト_修正版_最終決定版…」とファイル名が複雑化し、どれが最新版か分からない
- 情報が複数のシートに分散し、必要な情報を見つけるのに時間がかかる
- 複数人で編集すると、誰がいつ更新したのか分からなくなる
HubSpotのコンタクト機能を利用することで、顧客管理にかかる手間を大幅に削減し、チームでの情報共有がスムーズに。顧客情報を活用した売上アップを実現できるのです。
コンタクトとマーケティングコンタクトの違い
HubSpotにおける「コンタクト」は、登録されたすべての顧客情報を指します。一方の「マーケティングコンタクト」は、マーケティング活動の対象となるコンタクトのみを指します。
HubSpotに登録しているコンタクトは、必ずしもすべてが「見込み客」や「顧客」とは限りません。
- メルマガ登録はしたものの、その後リアクションがない
- 誤って登録されたメールアドレス
- サポートへの問い合わせのみで、製品・サービスを利用していない
- 既存顧客で、既に手厚いサポートを受けている
このようなコンタクトに対して、一律にマーケティングメールを送り続けることは、場合によっては逆効果となり得るでしょう。
しかし、従来のHubSpotでは、マーケティング活動の対象外であるコンタクトも全部まとめてカウントし、料金が発生していました。
そこで登場したのが「マーケティングコンタクト」という機能です。マーケティング活動の対象となるコンタクトにだけ、追加で料金を支払うといったお得な制度になりました。
ただし、マーケティングコンタクトはプランによって登録できる数が異なります。
Marketing Hub 価格表をもとに作成(2025年2月時点)
上記の数字は、該当するプランに最初から含まれているマーケティングコンタクトの数です。例えば、Starterプランには1,000件、Professionalプランには2,000件が最初から含まれています。
なお、マーケティングコンタクトの上限数は、プランをアップグレードすることで引き上げが可能です。ただし、引き上げられる範囲と金額はプランによって異なります。
StarterプランとProfessionalプランでもかなりの金額差があるため、プラン選びは慎重に行いましょう。それぞれのプランの具体的なメリットや導入シーンについて知りたい方は、HubSpot認定パートナーであるグロースパイロットにご相談ください。
HubSpotのコンタクト機能のメリット
HubSpotのコンタクト機能は、顧客情報の管理がしやすくなるだけでなく、次のようなメリットも得られます。
- パーソナライズされた顧客体験が提供できる
- 顧客の潜在ニーズを把握できる
- 社内連携が円滑になる
- 継続的な改善がおこなえる
それぞれ詳しく解説します。
パーソナライズされた顧客体験が提供できる
HubSpotのコンタクト機能を活用すると、顧客一人ひとりの興味や関心に寄り添った、パーソナライズされた顧客体験を実現できます。
Excelやスプレッドシートでも、顧客の属性情報を管理することは可能です。しかし、過去の購買履歴、Webサイトの閲覧履歴などまで把握することは難しいかもしれません。
一方、HubSpotのコンタクト機能を用いて顧客情報を一元管理・分析することで、顧客が本当に必要としている情報やコンテンツを見極めることが可能になります。
顧客の潜在ニーズを把握できる
HubSpotのコンタクト機能は、顧客自身も意識していない「潜在ニーズ」を把握できる点も、大きなメリットと言えるでしょう。
顧客の行動履歴や属性情報を深く分析することで、表面的な情報だけでは見えてこない、顧客の「深層心理」や「隠れたニーズ」を読み解くことができるのです。
例えば、Webサイトのある特定のページを頻繁に閲覧している顧客は、そのページに関連する製品やサービスに関心を持っている可能性が高いでしょう。
また、特定の業界に属する顧客グループは、共通の課題やニーズを抱えている傾向があります。
これらの分析結果を活用することで、顧客の潜在ニーズを理解し、よりパーソナライズされた効果的なマーケティング施策を立案することが可能になります。
社内連携が円滑になる
HubSpotのコンタクト機能は、社内全体の連携を劇的にスムーズにし、顧客対応の質を向上させられます。
これまでは、マーケティング、営業、カスタマーサポートなど、各部門がバラバラのシステムで顧客情報を管理していたため、情報共有が滞り、顧客対応に一貫性が欠けるという課題がありました。
しかし、HubSpotのコンタクト機能は、各部門がリアルタイムで最新の顧客情報にアクセスできるのが最大の特徴です。顧客の状況を正確に把握することで、部門間の連携を最適化し、より良いサービスを提供します。
継続的な改善がおこなえる
HubSpotのコンタクト機能によって、マーケティング、営業、カスタマーサポートといったあらゆる活動において、データに基づいた継続的な改善サイクルを実現できます。
従来の「感覚的な施策」や「経験則に頼った判断」では効果測定が曖昧になり、本当に有効な改善策を見つけることが困難でした。
しかし、HubSpotのコンタクト機能は、単なる顧客管理ツールにとどまらない強みがあります。
顧客情報のほかにも、Webサイトの閲覧履歴、メールの開封状況、ダウンロード資料、セミナー参加状況など、顧客のあらゆる行動履歴を一元的に管理し、詳細な分析を可能にします。
各施策の効果測定や課題を明確にし、直感ではなく、データに基づいた精度の高いPDCAサイクルを高速で回せるようになるでしょう。
コンタクトプロパティとは
HubSpotにおけるコンタクトプロパティとは、顧客(コンタクト)に関する情報を記録するための「項目」のことです。
例えば、氏名やメールアドレス、電話番号といった基本情報はもちろん、会社名、役職、WebサイトのURL、最終コンタクト日、購入した商品、過去の問い合わせ内容など、ビジネスに必要なあらゆる情報をコンタクトプロパティとして管理できます。
HubSpotで顧客管理を行うにあたって、コンタクトプロパティの理解は欠かせません。顧客情報を整理・分析し、効果的なマーケティングや営業活動を行うための基礎として、しっかり把握しましょう。
既定のコンタクトプロパティ
HubSpotには、最初から用意されている「既定のコンタクトプロパティ」があります。これは氏名、メールアドレス、会社名など、顧客管理に必要な基本的な情報をまとめたものです。
既定プロパティは、HubSpotの様々な機能と連携しているため、次のようなことが行えます。
- メールマーケティングで、顧客の名前を自動挿入
- レポートで、業種別の顧客数を集計
HubSpotを導入してすぐ、既存のコンタクトプロパティを使い、顧客情報の管理を始められます。
カスタムコンタクトプロパティを追加する
HubSpotには、自社のビジネスに合わせて自由に作成できる「カスタムコンタクトプロパティ」もあり、顧客情報をより深く理解するうえで重要です。
カスタムプロパティは「最終購入製品」「興味のある製品カテゴリ」「顧客の課題」など、自社独自の情報を記録するために使います。
カスタムプロパティの追加は、HubSpotの設定画面から簡単に行えます。プロパティ名、テキスト形式、数値形式など、情報の種類に合わせて形式を選び、保存しましょう。
コンタクトを登録・作成する方法
HubSpotでコンタクトを登録・作成する方法は、大きく分けて手動で登録する方法と自動で登録する方法の2種類があります。
手動での登録 | 個々のコンタクト情報を直接入力する | 詳細な情報を、正確に登録できる |
自動での登録 | フォーム送信・メール連携などを利用する | 大量のコンタクト情報を、効率的に登録できる |
HubSpotでは、これらの登録方法を組み合わせることで、様々な状況に対応できます。例えば、次のような使い分けが可能です。
- 展示会で獲得した名刺情報を、手動で登録する
- フォームから送信された情報を、自動で登録する
HubSpotのコンタクト登録機能を理解し、自社のビジネスに最適な方法でコンタクト情報を登録・作成することで、顧客管理の効率化を目指しましょう。
手動でコンタクトを作成する方法
HubSpotでコンタクトを手動で作成する方法は、個々の顧客情報をピンポイントで登録したい場合に最適です。
例えば、次のような場合に役立ちます。
- 展示会で獲得した名刺情報を、すぐに登録したい
- 顧客と電話でやり取りをした後、情報を追加したい
コンタクトを作成する手順としては、まず、HubSpotの左側にあるツールから「CRM」を選び「コンタクト」を選択します。
次に、右側にある「コンタクトを作成」を選択し、新規のコンタクト情報を登録します。
コンタクトをインポートする方法(CSVファイルなど)
HubSpotでは、CSVファイルなどの形式で保存されたコンタクト情報を一括でインポートすることができます。
例えば、これまでExcelやスプレッドシートで管理していた顧客情報を、一括でHubSpotに移行する場合などに便利です。
CSVファイルなどをインポートする際は、先ほどの「コンタクトを作成」の左側にある「データ追加」を選択しましょう。
ExcelやスプレッドシートをCSVデータとして出力しておき、HubSpotの「ファイルからインポート」にてドラッグ&ドロップします。
ほかにもアプリから同期したり、データを移行したりと、元のデータに応じて使い分けることも可能です。
コンタクト情報をインポートする際には、CSVファイルの形式がHubSpotの仕様に合っているかを確認する必要があります。
また、重複したコンタクト情報が登録されないように、事前にデータの整理を行うことも重要です。
フォーム送信による自動作成
HubSpotのフォーム機能を活用することで、Webサイト上で顧客が情報を入力した際に、自動的にコンタクト情報が作成されるように設定できます。
見込み客の情報を効率的に収集し、マーケティング活動につなげられるでしょう。
フォームに入力された情報は、コンタクトプロパティとして自動的に関連付けられるため、顧客情報を手動で入力する手間を省くことができます。
フォーム送信によるコンタクトの自動作成は、リードジェネレーションの効率化に大きく貢献する点は重要です。
Webサイトを訪れた見込み客の情報を自動的に収集し、適切なタイミングでフォローアップを行うことで、成約率の向上につながります。
メール連携による自動作成
HubSpotとメールソフト(Gmail、Outlookなど)を連携させることで、メールのやり取りを通じて自動的にコンタクト情報が作成されるように設定できます。
例えば、顧客からのメールを受信した際に、送信者のメールアドレスがHubSpotに登録されていない場合、自動的にコンタクト情報が作成されます。
また、メールの署名に含まれる情報(氏名、会社名、役職など)も自動的にコンタクトプロパティとして関連付けられる点もポイントです。
メール連携による自動作成は、営業担当者やカスタマーサポート担当者が、日々のメール業務の中で、自然に顧客情報を蓄積できるというメリットもあります。
コンタクトの編集・管理方法
HubSpotでコンタクトを編集・管理することは、顧客情報を常に最新に保ち、効果的なマーケティング・営業活動を支える上で重要です。
コンタクト情報を編集することで、誤りの修正や新しい情報の追加ができます。
また、コンタクトの検索・絞り込み機能を使えば、必要なコンタクトをすぐに見つけられます。コンタクトをリストに追加すれば、特定のグループに一斉にメールを送ったり、キャンペーンを実施したりできます。
コンタクト情報を編集する
HubSpotでは、コンタクト情報をいつでも編集できます。顧客の役職や住所が変わった場合など、情報の変更にすぐ対応することが大切です。
コンタクト画面で該当のコンタクトを選び、編集ボタンをクリックします。氏名、メールアドレスなどの基本情報はもちろん、カスタムプロパティの情報も編集可能です。
編集履歴も記録されるため、過去の変更内容も確認できます。
コンタクトの検索・絞り込む
HubSpotには、大量のコンタクト情報から、必要なコンタクトを素早く見つけるための検索・絞り込み機能があります。
例えば「最近のコンバージョン日」のように、さまざまな条件で絞り込めます。
検索・絞り込み機能を使うには、コンタクト画面でキーワードを入力するか、フィルター機能を使います。
HubSpotのコンタクト機能を最大限に活用するポイント
HubSpotのコンタクト機能を、ただの顧客管理ツールとしてではなく、顧客との関係性を深めるためのツールとして使うにはポイントがあります。
- データを最適化し、セグメンテーションを行う
- ワークフローを活用し、ライフサイクルを管理する
- 定期的に分析し、改善点を見つける
顧客情報を一元管理できるCRMツールとしての強みを理解し、コンタクト機能を活用していきましょう。
データを最適化し、セグメンテーションを行う
HubSpotのコンタクト機能を最大限に活かすには、まず「データ最適化」が重要です。顧客情報をきちんと整理して、最新の状態に保つ必要があります。
顧客一人ひとりに合わせたコミュニケーションを行い、マーケティングの効果を高めるためには、正確な情報は欠かせません。
具体的には、まず「コンタクト情報の充実」を目指しましょう。名前、メールアドレス、電話番号はもちろん、会社名、役職、興味のある業界など、詳しい情報を集めることが大切です。
さらに、HubSpotの「カスタムプロパティ」も活用しましょう。「購入した製品」や「過去の問い合わせ内容」などを記録することで、顧客をより深く理解でき、適切なセグメンテーション(グループ分け)が行えます。
セグメンテーションは、メルマガ配信などのマーケティングで非常に重要です。
例えば、アピールしたい商品やサービスがある場合、全員に同じ情報を送るよりも「特定の商品に興味がある人」や「過去にそのサービスについて問い合わせた人」など、それぞれに向けて、適切な情報を送る方が効果的です。
ワークフローを活用し、ライフサイクルを管理する
HubSpotのコンタクト機能を「ワークフロー」のような機能と連携させることで、さらなるマーケティング活動や営業活動の効率アップを期待できます。
例えば、展示会で名刺交換をした見込み客の情報を、コンタクトとしてHubSpotに手動で登録したとします。
その後、見込み客が資料をダウンロードした場合、営業担当者に「〇〇さんは資料に興味があります。フォローアップの電話を検討してください」というタスクが自動的に作成されます。
ワークフロー機能とコンタクト機能は連携しているため、顧客のライフサイクルステージは「リード」から「MQL(マーケティング認定リード)」へと自動的に更新。
顧客がどの段階にいるのかを常に把握できるため、最適なアプローチを続けることができるでしょう。
定期的に分析し、改善点を見つける
HubSpotには便利なツールが豊富に備わっているため、ただの顧客管理だけではなく、定期的に「顧客情報の分析」を行うことも可能です。
例えば、HubSpotのレポート機能を活用し、コンタクトがどのような経路で獲得されたのか、どの程度の割合で購入に至っているのか(コンバージョン率)などを定期的に分析しましょう。
分析結果に基づいて、コンタクトデータの収集方法やセグメンテーション、さらにはワークフローの設定など、継続的に改善していくことが重要です。
HubSpot コンタクトの無料版と有料版の違い
HubSpotには無料版と有料版がありますが、コンタクト機能に関しては、登録できるコンタクト数に違いがあります。
コンタクト数に関する制限
HubSpotの無料版では、最大1,5000万件のコンタクトが登録できます。(2025年2月時点)
一方、有料版では通常のコンタクトだけでなく、マーケティング活動の対象となる「マーケティングコンタクト」も登録できます。
Marketing Hub 価格表をもとに作成(2025年2月時点)
料金プランによって登録できるマーケティングコンタクト数は異なるため、注意しましょう。
自社に最適なプランを選ぶポイント
HubSpotには、無料版を含めて複数の料金プランが存在し、それぞれ利用できる機能やコンタクト数、料金が異なります。自社にとって最適なプランを選ぶためには、以下のポイントを考慮することが重要です。
- マーケティングコンタクト数
- 予算
現在のコンタクト数だけでなく、将来的なコンタクト数の増加を見込んで、十分なコンタクト数を確保できるプランを選びましょう。
また、HubSpotの有料プランは料金設定の幅が広いため、慎重に検討する必要があります。HubSpotは各ハブそれぞれ、個別にアップグレードできる点が特徴です。どのプランか迷った場合は、まずは無料プランから始めてみるのもおすすめです。
それぞれのプラン導入について具体的にイメージしたい場合は、HubSpot認定パートナーであるグロースパイロットにご相談ください。貴社のお悩みに合わせたプランをご提案いたします。
まとめ
HubSpotのコンタクト機能は、顧客情報を一元的に管理し、マーケティング、営業、カスタマーサポートなど、様々な部門での活用を可能にする強力なツールです。
HubSpotのコンタクト機能を使いこなすことで、顧客との関係を深め、ビジネスの成長を加速させることができます。
もし、HubSpotの導入や活用方法についてお困りの場合は、ぜひ当社の無料相談をご利用ください。HubSpot認定パートナーとして、貴社のビジネスに最適なプランのご提案から、導入・運用まで、トータルでサポートいたします。
ぜひ本記事を参考に、HubSpotのコンタクト機能を最大限に活用し、顧客中心のビジネス戦略を実現してください。