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HubSpotで何ができる?業種・役割別の活用方法を具体的に解説【2026年最新】

HubSpot

この記事でわかること

  • IT・SaaS・人材・コンサル・BPO、それぞれの業種でHubSpotをどう使うか
  • マーケ担当・営業担当・CS担当・経営者、役割ごとに得られる効果
  • 「とりあえずHubSpotを入れた」で終わらないための活用イメージ
  • よくある「使いこなせない」パターンと対処法

HubSpotで何ができる?一言でいえば「部門をまたいだ顧客接点を一本化できる」

「HubSpotで何ができるか」を機能一覧で説明することはできます。
しかし、多くの企業が本当に知りたいのは「自社の業種・規模・チーム体制で、HubSpotを使ったら何が変わるのか」ではないでしょうか。

この記事では、機能の羅列ではなく業種別・役割別の具体的な活用イメージを中心に解説します。HubSpotの概要や料金についてはこちらの記事(HubSpotとは?)を参照してください。

1. 業種別:HubSpotで何ができるか

IT・SaaS企業の場合

課題: リード管理がスプレッドシート、商談管理が別のSFA、CSがまた別ツール——情報が分断されてMQLの引き渡しロスが多い。

HubSpotでできることの一例:見込み客がWebサイトの「料金ページ」を3回以上閲覧したタイミングで、営業担当に自動でSlack通知が届く仕組みを構築できます。
メール開封・LP訪問・ホワイトペーパーDLなどの行動をリードスコアとして自動集計し、「今すぐ電話すべき温度感の高いリード」をリアルタイムで検出できます。

カスタマーサクセス側では、契約後のオンボーディング進捗をチケットで管理し、ログイン頻度が落ちたユーザーを自動で検知してCSが先手でフォローできる体制が作れます。

得られる効果の一例

  • インサイドセールスの架電優先度が明確になり、1人あたり商談化数が向上
  • マーケ→営業へのリード引き渡しロスがゼロになる
  • 解約の予兆を早期検知し、チャーンレートの低減につながる

人材紹介・派遣会社の場合

課題: 求職者と求人企業の両方を管理する必要があるが、担当者の手帳・Excelに情報が散在。担当者が変わると過去のコミュニケーション内容などがブラックボックス化する。

HubSpotでできることの一例:求職者を「コンタクト」、求人企業を「会社」としてCRMに登録し、それぞれのステータス(面談済み・推薦中・選考通過・入社)をパイプラインで可視化できます。求人企業のキーマン(人事責任者・現場マネージャー)への定期ナーチャリングをワークフローで自動化し、「3ヶ月連絡していない企業」に自動でフォローメールを送る設定も可能です。

入社後の定着状況をService Hubのアンケート機能で定期的に収集し、企業側への継続提案タイミングを自動で把握できます。

得られる効果の一例:

  • 担当者の記憶・手帳に依存しない営業が実現
  • 企業側への定期接点が自動化され、休眠企業の掘り起こしに効果
  • 求職者のステータス管理が可視化され、対応漏れが激減

コンサルティング会社の場合

課題: 複数人で複数の提案案件を並行管理。「あの案件どうなった?」が口頭確認になっており、部門横断で案件の全体像を把握しきれていない。

HubSpotでできることの一例:「提案中」「契約交渉中」「稼働中」「更新検討中」の案件ステータスをパイプラインで一覧管理できます。提案資料を送付した後、相手が開封したタイミングでリアルタイム通知が届くため、「読まれた直後に電話する」という最適なフォローアップが可能になります。

既存クライアントの契約更新日・前回提案日・対応履歴がCRMに蓄積されるため、「そろそろアップセル提案のタイミング」をタスクとして自動でセットする設計もできます。

得られる効果の一例:

  • マネージャー・パートナーが案件状況をリアルタイムで把握できる
  • 提案後のフォローアップタイミングが最適化され、失注率が低下
  • 既存顧客へのアップセル機会を見逃さなくなる

各代行会社の場合

課題: クライアント企業ごとに進捗管理の形式がバラバラ。報告資料の作成に毎月何時間もかかっている。

HubSpotでできることの一例:クライアント企業ごとにパイプラインを分けて管理し、架電数・アポ数・商談化数などのKPIをリアルタイムで集計できます。「週次レポートをクライアントに送る」作業は、ダッシュボードの共有URLを送るだけで完結します。さらに、「商談が特定ステージに進んだら自動でクライアントへ報告メールを送信する」ワークフローを組むことで、報告業務をほぼ自動化できます。

給与計算・広告運用代行などのBPO事業では、サービス開始から解約リスクのある兆候(問い合わせ頻度の増加・特定ページへの再訪)をトリガーにCS担当へ自動アラートを出す設計も可能です。

得られる効果の一例:

  • クライアントへの報告工数を大幅削減
  • 複数クライアントの進捗を1つのダッシュボードで一元管理
  • 解約予兆の早期検知でリテンション率が向上

2. 役割別のできること

マーケティング担当者ができること

  • リード獲得の自動化
    LP・フォーム・ポップアップで獲得したリードをCRMに自動登録。手入力ゼロ。
  • ナーチャリング
    資料DL後・セミナー参加後のステップメールをワークフローで自動配信。
  • 施策効果の可視化
    どの施策から最終的に受注につながったかをアトリビューション分析で把握。
  • SEO・コンテンツ管理
    ブログ記事の執筆→公開→効果測定をMarketing Hub上で一元管理。

営業担当者ができること

  • 商談管理の可視化
    パイプラインで全案件のステータスをドラッグ&ドロップで管理。
  • メール開封通知
    送った提案書・見積書が読まれた瞬間に通知が届き、ベストタイミングでフォローコール。
  • 日程調整の自動化
    カレンダー共有URLを送るだけでアポが確定。往復メールが不要に。
  • テンプレート活用
    成果の出ているメール文面をチームで共有・再利用。営業品質を標準化。

CS・サポート担当者ができること

  • チケット管理
    メール・チャット・電話からの問い合わせを一元管理。対応漏れゼロへ。
  • ナレッジベース
    FAQヘルプセンターを構築して自己解決を促進。問い合わせ件数を削減。
  • 顧客満足度測定
    NPS・CSATアンケートを自動配信し、定量的にサービス品質を把握。
  • チャットボット
    24時間365日、よくある質問に自動対応。深夜・休日の問い合わせにも対処。

経営者・マネージャーができること

  • 売上予測
    パイプラインのデータから、今月・来月の受注見込みを自動算出。
  • チーム実績の可視化
    担当者ごとの架電数・商談数・成約数をダッシュボードで把握。
  • ROI測定
    マーケ投資対効果(広告費・コンテンツ制作費→受注額)を一気通貫で測定。
  • データドリブンな意思決定
    「なんとなく」ではなく数値根拠に基づく戦略判断が可能に。

3. HubSpot導入後のよくある失敗パターン

HubSpotを導入したものの十分に活用できていない企業に共通するパターンがあります。

パターン①:最初から全機能を使おうとする
Marketing Hub・Sales Hub・Service Hubを一度に立ち上げようとして、設定が途中で止まるケースが多いです。
最初は「Sales HubのCRMとパイプライン管理だけ」に絞り、使えるようになってから拡張するのが成功の鉄則です。

パターン②:データを入力するルールがない
HubSpotはデータが入っていなければ何も分析できません。「いつ・誰が・何を入力するか」のオペレーションルールを先に決めることが重要です。

パターン③:ツールを入れるだけで戦略設計をしない
「ワークフローを設定したのにリードが育たない」という場合、多くはメールコンテンツや送信タイミングの設計が不十分です。
HubSpotはあくまでツールであり、マーケ・営業戦略の設計は別途必要です。

4. よくある質問(FAQ)

Q. HubSpotはBtoC企業でも使えますか?
使えますが、HubSpotはBtoB企業向けの設計に強みがあります。
長期的な関係構築・リードナーチャリング・商談管理が中心の業態に特に向いています。

Q. IT・SaaS企業がHubSpotを使うメリットは何ですか?
Web広告を複数媒体出している場合、受注に直結している媒体が何かを計測可能な点です。
また、リードのWeb行動データ(ページ閲覧・メール開封・LP訪問)をスコアリングして架電優先度を自動化したり、ページ来訪でインサイドセールスに通知を出すなどできる点がメリットです。

Q. 人材会社は求職者と求人企業の両方をHubSpotで管理できますか?
はい。求職者を「コンタクト」、求人企業を「会社(Company)」として登録し、それぞれのパイプラインで選考状況・営業状況を並行管理できます。

Q. 営業代行会社がHubSpotを使うと報告業務はどう変わりますか?
商談が進んだら自動でクライアントにメールを送るというワークフローを組むことで、報告作業をほぼ自動化できます。

Q. 少人数のコンサルファームでもHubSpotは使えますか?
はい。むしろ少人数ほどCRMによる情報共有の恩恵が大きいです。Sales Hubの無料版から始めて、案件管理と提案資料の開封追跡だけでも十分な価値があります。

Q. HubSpotを使いこなすために専任担当者が必要ですか?
最初は週数時間程度のリソースで立ち上げられます。ただし、ワークフロー設計やレポート設定など、初期の構築フェーズはHubSpot認定パートナーのサポートを活用するとスムーズです。

まとめ

HubSpotで「何ができるか」は、業種・役割によって答えが変わります。

  • IT・SaaS: リードスコアリングと解約予兆の検知
  • 人材: 求職者・企業の両軸管理と自動ナーチャリング
  • コンサル: 案件可視化と提案フォローの最適化
  • 営業代行・BPO: クライアント別管理と報告自動化

共通しているのは「情報の分断をなくして、顧客接点を一本化する」という点です。まずは自社の業種・チーム体制に当てはめて、どの活用から始めるかを具体的にイメージしてみてください。

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